大事な鍵を失くしたら

鍵を失くしたら

どうする?失くしたとき!
大切なものを失くしてしまったとき、人が最初に考えることは何だろう?
悲痛な声で「ついに返ってこなかった……」とつぶやき、肩をがっくり落とすことだろうか。それがないことを諦めて、認めて、それに代わるものをどこかで手に入れようとすることだろうか。
あるいは、失くしたものが見つかるまで、とにかく探し続けようと決意することだろうか。

出先から家に帰ってきて、ドアの前でふと立ち止まってポケットに手を入れる。ガサゴソとさぐる。中のものを全部出して、ポケットを裏返す。糸くずがパラリと落ちる。
何を失くしたのかというと、鍵を失くしたのだ。ドアを開け、家に入るための。とんでもないトラブルに見舞われてしまった。
何しろ、鍵がなければ家に入れない。せっかく帰ってきたのに、身体を休めることが出来ない。ご飯も食べたい。テレビも見たい。
こんなとき、あなたが最初に考えることは何だろう?
がっくり肩を落とすのには、少し早いだろう。それに、肩を落としてじっとしているばかりでは、どれだけ経っても家に入れないことは同じだ。何か、行動を起こさなければならない。
というわけで、ここでは「鍵を失くしたことに気づいた人がこのあとにとる行動」について、いくつかのパターンを考えてみよう。

来た道を逆にたどる

あなたは朝、家を出た。仕事に出るためか、遊びに行ったか、それは個々の事情で違う。そしていろいろとやって、家に帰ってきた。そして鍵がないことに気づいたのだ。
朝にはきちんと鍵はあって、ポケットにしまったのだから、家から出てまた帰ってくるまでのどこかで失くしたのに違いない。
ということは、来た道を逆にたどってみれば、鍵は見つかるのではないだろうか。失くしたのではないかと思われるポイントをいくつかピックアップして、探していけば見つかるのではないか。
そのように考えるのも、ひとつの手段だろう。

駅か、電車の中か。会社か、営業先か。タクシーの車内か。候補はいろいろある。鉄道会社や駅、タクシー会社に電話をしてみるか?会社や営業先に聞いてみるか?
それとも、来た道を逆にたどって、道々誰かに聞いてみるか?交番を訪れてみるか。
なかなか果てのない話である。

警察に届け出る

いろいろなところを歩きまわったり、電話を掛けて回るのも面倒である。第一、広い街中からほんの手のひらサイズの鍵を1本見つけ出すなど、1人で出来ることではない。
そういうわけで、誰かの手を借りようと考えるのも手段のひとつだ。具体的には、こんなときには頼りになる警察への届け出を行うこと。

鍵が失くなったのは、単なるあなたの不注意かもしれないが、あなたに悪意を持つ何者かによる盗難という線を拭い去ってしまうことは出来ない。
大事な物が失くなったのだ。あらゆる可能性を考えてみようではないか。そういうわけで、警察署や交番へ行くというのは間違いではない。
もし盗難ではなく、誰か親切な人が拾ってくれて交番に届けてくれていたら、それこそ警察に届けるのは効果アリである。「紛失届」を出せば、事件は解決に向けて大きく前進することになるだろう。

管理人に電話

もしあなたが、マンションやアパートの住人だったとしたらラッキーである。というのも、そういった家の鍵は絶対に1本ではないからだ。
マンションやアパートの「管理人」のもとには、スペアキーがある。「鍵がないのです」と連絡をすれば、部屋前まで来てくれて、開錠をしてくれる。部屋は開かれるのである。
部屋を契約したときに合鍵をもらっていたなら、部屋を開けてもらったあとでそれを探し出し、当座の鍵として使えばいいということになる。

ただし、開けてもらっても合鍵がないので、結局は明日から困ることになる……という場合もある。
あるいは、そもそもマンションやアパートではなく一戸建ての家に住んでいて、管理人もいないし、スペアキーも何もない……ということも。
また、合鍵があったとしても、失くした鍵が見つからないままというのはいかにも不用心である。

鍵業者に連絡

鍵紛失をはじめとしたさまざまなトラブルに対処してくれる、通称「鍵業者」に連絡するというのも手段のひとつである。
というか、ほかのさまざまな方法と比べても、これが一番安全で、早い方法でさえあるかも知れない。
鍵業者は、開かない鍵を開けるプロであり、鍵というものをよく知る人たちで構成された業者だ。「鍵屋」とも呼ばれている。彼らは、鍵がなくても解錠することが出来る技術を持っており、今ある鍵から新しい鍵への交換もしてくれる。

鍵業者に依頼することによって、家の前で途方にくれて過ごす無駄な時間はなくなるし、もし誰かが鍵を盗んでしまったのだとしても、新しい鍵に替えてもらえば泥棒に入られる心配もない。
今の困った状態を脱することが出来るし、防犯もしっかり見なおすことが出来るというわけなのだ。